自粛生活中、4日に1回、スーパーにしか出かけていない私ですが、ずーっとずーっと歯医者に行かねばならない気がしていました。
もうずっとうっすら痛かったのですが、コロナの感染が恐ろしく、歯医者に行く気になりません。
どうしよっかな・・・まだ我慢できるな・・・
なんて思っていましたが、いよいよ歯が痛く、もうどうしようもない気がしたので行って来ました。
診察室に入ると、先生と挨拶をかわしました。
行くと先生と軽く喋ります。
「コロナ大丈夫ー?」とか、腹の探り合いみたいな会話でしたけども、先生をビビらすわけには行きませんので、「私は元気いっぱいです。先生の方こそ誰が感染してるか分からんし怖いでしょ?」的な会話をしました(;・∀・)
診察台に寝て口を開けると、先生が、「放置してたやろ。ちゃんと来なアカンよ・・・」とかなんとか言っていました。
たぶん大したことも無いでしょうから、気軽に口を開けていたんですが、先生が、「もうこれ抜かなあかんわ」と仰った瞬間、聞き間違いかと思い、沈黙しました。
自分の見立てでは、小さい虫歯が出来ているのだと思っていました。削って終わりだと思っていました。抜歯って、行くとこまで行ってもうてるやん・・・
今日は私、そんなつもりで歯医者に来ていないのです。急に言われても困ります。
43歳、私は抜歯が死ぬほど怖いタイプの人間です。
「うーん、これはなぁ、うーん・・・」
先生が、私のショックを和らげようと?ごちゃごちゃ何かを言っています。
どうしても抜かなアカンみたいなことを遠回しに言ってきやがります。
親知らずやし・・・(イイじゃん)的なことを言ってきやがります。
先生からは、親知らずやし、抜いたらエエやん・・・という空気が感じられますが、私は、親知らずだろうが何だろうが、抜歯が嫌なのです。
・・・・・私は、どうやったら抜歯を免れることが出来るのか、熟考しました。しばし沈黙が流れました。
親知らずを抜くのはたしか3本目ですが、自分の過去を振り返っている場合ではありません。
3密を避けねばならぬ状況で、ここでグズグズと「抜歯は嫌だ」と言うのも憚られます。基本的にこの先生は、歯をむやみやたらに抜かないタイプの先生なのです。この先生が抜歯と言うからには、もう、抜歯なのです。
腹をくくって、うなずきました。
先生は何故か、ごめんねーと言っており、私は、またうなずきました。
この時の私は、嫌だけど抜歯をやらせてやる・・・という心持でいた様に思います。放置していた自分が悪いということ、今なら理解できますが、あの時の私は、恐怖でそれどころではありませんでした。
その後、レントゲンを撮って、抜歯。
思っていたよりは痛くありませんでしたが、いや、痛かったです。大分前に親知らずを抜いた時よりも痛かったです。
抜歯後、先生が「大丈夫?」などと聞いてくるので、先生には、「大丈夫です」と言いましたが、本当は全く大丈夫ではありません。放心状態です。
意味のない会話でした。大丈夫と言う以外、こちとら言いようがありませんもの。
先生は、抜いてる最中も「あと半分よー」などと進捗を教えてくれるのですが、途中、何度も、「今、何パーセント抜けたん?」と聞きそうになりました。大人なのでこらえました。
抜歯をした後、フラフラしながら帰宅しました。
今日は噛むのが怖いので晩ご飯を食べないつもりですが、お腹が減りました。
(´-`).。oO(抜歯した日は飲酒も出来ません。抜歯回避の為にも、もっと早く歯医者に行っておけばよかったです)