大昔、人生において1度だけ夜逃げをしたことがあるド貧民です。
人生ってホント色々あります。
んでその時に、集めていた小説を全部捨ててしまいまして、
そこから私、何かを集めたりするのを一切やめてしまいました。
それまでも、物に執着するタイプではありませんでしたが、
一切の執着が無くなってしまいました。
私が持ってる全ての物は、いつ捨ててもイイと思えるようになりました。
私、同じ小説を何回か読みたいタイプなので、
小説だけは、好きな物を集めて、手元に置いていたのですけど、
ぜんぶ捨ててしまうと、空っぽになってしまいました。
悲しいとか、もったいないとかは無くて、
「あぁ、私、何にも無くなっちゃったな」って感想しか出なかったです。
もうたぶん二度と買わないでしょうから、
いまだに、アレだけは置いときゃよかったな・・・と思い出したりはします。
先日、職場の同僚の旦那さんに、「シグルイ」って漫画を借りましてね。
南條範夫原作の、時代物です。
南條範夫は、いつかちゃんと読もうと、積読していた作家さんで、
私が捨ててしまったのを後悔している作家の一人。
新品価格 |
文庫だから、また買ってもいいんですけど、
もう本は、あまり買いたくないのです。
できれば南條範夫を先に読んでからシグルイ読みたかったのですが、
そんな事言ってたら、いつまでたってもシグルイ読めないので、
せっかくですし、借りました。ラッキー。タダで読めたー。
「シグルイ」の作者は、山口貴由って方。
「覚悟のススメ」も有名な漫画家さんですが、
管理人は、「覚悟のススメ」はちょっと合わず。
でもシグルイは、すっごーく面白かった。
私、丸尾末広とか、駕籠真太郎とか、グロい漫画苦手。
とにかく、グロい絵が、超苦手。
シグルイはちょっとエグい絵があるけど、
でも、もの凄く面白かった。
面白い以外に言いようがない。
原作を消化しきってた。
原作読んでないお前が言うな。
いや・・・スミマセン。
あぁ・・・やっぱり、南條範夫を先に読みたかったのです。
私、シグルイで満足してしもたから、もう一生読まない気がする。
原作も絶対面白いと思うんです。
私、ちょろっと読んで、もったいなくて、読むの止めたぐらいですから。
でも、もう読まん気がする。
私、面白い小説は、ちょっと置いといたりするタイプでした。
いわゆるツンドクってやつです。
ベストな状態で読もうと、わけの分からん決まりを自分に課していたのです。
でも、自分が集めた小説を全部捨てて以降は、すぐに読むようになったし、
ちょっと変わった読み方するようになりました。
最初20ページ読んで、結末10ページ読んで、
最後に、真ん中読んだりするようになりました。
人生って、明日、どうなってるか分からんからね。
先に結末読んどかなきゃ、死んでも死にきれませんから。
起承転結の、起と結を先に読んで、承と転は後から読む。
褒められた読み方ではないでしょうけど、
「わたしを離さないで」、ノーベル賞とったカズオイシグロの。
あれも私、起と結しか読んでないの。
承と転は、パラパラ読み。
んで、まぁ、カズオイシグロはまだしも、
私、推理小説も、そんな読み方するようになったものですから、
叙述トリックとか、最悪なんですよ。
トリックの性質上、、結末が最大の山場なわけで、
先に結末知ってるからか、どうも面白くないのです。
でも、これからもきっと、始めと最後を読んでから、真ん中読むと思う。
私、美味しいもんも、先に食べるタイプ。
お楽しみを置いといたって、ろくなことにならないから。
順番通り読む場合ももちろんあるけど、
面白い小説ほど、先に結末読みたくなりますし、
逆に、面白くない小説も、先に結末読みます。
クリックして頂けると嬉しいです~
ハハー _○/|_ 土下座