40代底辺女の貧困生活

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間借りしているオッサンのブログ 前に進めないオッサンの グダグダ放浪記

【怖いもの見たさ】スプラッターホラー小説、おススメ5作品

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私、怖がりなのですが、
ホラー小説や、ホラー漫画が大好きです。
あんまり怖すぎるのは無理なのですけども。


映画のリングとか着信アリとか、怖すぎて声出んかったわ(;・∀・)
一人でリング見てて、テレビから貞子出てくると思って、外飛び出したわ。


ホラー小説なら、お化け系は駄目ですが、スプラッタ系はわりと平気で、
ホラー漫画なら、お化け系は平気ですが、スプラッタ系は駄目です。


今日は、スプラッターホラー、
いわゆるグロテスクなホラー小説を紹介してみようと思います。
あまり需要は無さそうですが、お付き合い下さいませ<(_ _)>



友成純一「獣儀式」

獣儀式 狂鬼降臨


グロ小説界の雄(と思っている)、「狂鬼降臨」を収録した、「獣儀式」です。


何を思って、こんなグロい小説を書こうと思ったのか。
作者は、あとがきが面白い事でも有名な、友成純一です。


自身のファンは、男性ばかりだと思っておられた様ですが、
案外、女性ファンからファンレターを貰うこともあるそうです。


「狂鬼降臨」、グロさを抜けば、普通の小説としても面白い。


ある日突然、世界に無数の鬼が降りたって、
人間界を阿鼻叫喚の地獄にしてしまう・・・ってストーリー。


最低のグロさ。
読んでいて嫌な気持ちになりますが、グロ小説としては大成功です。
グロさを説明しきれない程、グロい。
スプラッタ系は突拍子もない方が、よりエグイ気がします。



飴村行「粘膜人間」

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ホラー小説大賞の長編賞受賞作。
選考委員の林真理子に、グロすぎて不愉快だの、作者自身が危険だの、
めたくそに言われています。


林真理子が好きってわけではないのですが、
これに関しては、ちょっと私もそう思うというか。
荒俣宏が推したので、受賞できたようです。


河童が出てくる、ファンタジー要素たっぷりの、グロ小説なのですが、
どうもそんなに面白くない気がして、ただ、グロテスクなだけに感じてしまいます。


もうちょいゾッとする様な、恐怖感を描いて貰わんと、
ただ悪趣味なだけになってしまいます。
それが作者の意図するところならば、正解なのでしょうけど。


面白いかどうかは難しい所で、悪くないけど好きでもないです。
あんまり面白くない・・・かな。いや、でもよく考えてる気はするしな・・・。
評価が分かれる小説かもしれません。



式貴士「カンタン刑」

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SF作家、式貴士の短編集。
表題作の「カンタン刑」、紹介する中でこれが一番グロイと言えなくもありません。
私、虫が大嫌いなので、想像するとこれが一番怖い。


式貴士の文章が私、結構好きなのです。
サラッと適当に書いてる様な感じで、面白いです。


収録作の「マイ・アドニス」はとても好きな短編です。
美少年が出てくる耽美ホラー。


平山夢明のエッセイ的解説も収録。
平山夢明の「独白するユニバーサル横メルカトル」も、
グロホラーとしてはめちゃくちゃ秀逸な短編集ですが、
私の好みで言えば、式貴士。


出来栄えは、平山夢明。好みは、式貴士。



ジャック・ケッチャム「オフシーズン」

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先日亡くなられたジャック・ケッチャムは、スティーブン・キング絶賛の作家。


基本的にスプラッタ小説ってのは、「13日の金曜日」的発想が良いのです。
ブロンド美女がシャワー浴びてたら、後ろからジェイソン現われて、キャーッってヤツ。
このノリが好きです。


ケッチャムの「オフシーズン」は、私が思う、正しきスプラッタのノリ。
3部作で、「オフシーズン」「襲撃者の夜」「ザ・ウーマン」と続きます。


食人一家にに襲われる人々。
現代版、ソニー・ビーンって感じの話です。


グロ小説の中では、ケッチャムの「オフシーズン」3部作が一番、ありそうな話。
ケッチャムが上手いから、描写がリアル。
「んなアホな・・・」ってのがありません。


「ザ・ウーマン」の解説は、友成純一です。
私、「ザ・ウーマン」をまだ読んでいないのですが、解説だけでも・・・と思い、
立ち読みしました(;・∀・)



綾辻行人「殺人鬼」

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殺人鬼<1>と殺人鬼<2>があって、これは<2>の方です。<2>の方が面白いです。


ケッチャム「オフシーズン」と展開が似ていますが、
「オフシーズン」は殺人一家。こちらは、殺人鬼1人。


新本格の綾辻行人が書いたスプラッターホラー。ちょっと推理要素あり。
これも、とんでもなくエグイんですが、
他のものと違うのは、推理要素がオマケ的にくっついてる所。


綾辻行人のトリックは、なんとなく首をかしげてしまう事が多いんですが、
でも、もの凄く好きな作家さんです。


綾辻行人は好きなのですが、
この人のシリーズものがどうも苦手で、館シリーズと囁きシリーズは
ほとんど読んでいない。人生を損している気がしています。


綾辻行人がこの「殺人鬼」を書いた経緯が、
猟奇殺人などの実際の犯罪を、小説や漫画などの作品に押し付ける事への憤りからだったとか。


猟奇殺人なんかが実際に起こって、その殺人者の愛読書が大騒ぎになるけど、
それって作品のせいじゃないからなぁ。
中には、有害図書ってのも本当にあるんでしょうけど。


「殺人者は、○○を読んでいた!」なんてマスコミ騒ぎ立てたりするけど、
ちょっとバトルが多いぐらいの普通の漫画だったりして、なんだかなぁと思います。



まとめ


飴村行以外は、どれもおススメですが、
飴村行も、好きな方は好きだと思うんですよね・・・続編出てるし。
1番読みやすいのは、式貴士「カンタン刑」かもしれません。
短編集だし、上村一夫の漫画も収録されているので、お得です。