仕事の休憩時間中に、職場の年配女性のび太が私に話しかけてきました。
私は薬のせいか、とにかくとても眠たかったのです。
昼は、ご飯食べたら休憩室で速攻で寝たいのです。
私の話しかけるなオーラをものともしない所がのび太にはあります。
のび太のちょっと鈍感な所が、腹立たしい時もありますが、
基本的にはまぁ好きです。
のび 「うめちゃん、昨日ごめんね。アレやってくれてありがとう」
私 「・・・・・・・・・」 アレって?どれだろう?色々ありますけど・・・。
のび 「ほら昨日の遅くにやってもらったヤツ」
私 「・・・・・・・・・」 口開けてボーっとしてる私
のび 「・・・・・・・・・」 胸下を掻きむしってるのび太
私 「のび太さんの旦那って、のび太さんがボインだから結婚したん?」
・・・胸掻きむしって、作業着の上からでも、ものっそいユサユサしてますけど・・・
のび 「いや、私も若い頃はそうでもなかった」
私 「若い頃何カップ?つーか今何カップ?」 セクハラが酷い40半ば
のび 「今はDの次だから・・・Fかな」 アルファベットが分かっていない60半ば
私 「は?F?どんなブラジャー?若い頃は?」 未知数のアルファベットに驚く私。
のび 「Dぐらいかな」 十分デカい・・・・・羨ましい・・・・
私 「胸デカいから、旦那ソコが良かったんだって」 それ以外にのび太に良い所ねぇだろ。
のび 「えーそう?ふふふふふふ」 まんざらでもない60半ば。
私 「・・・・・・あの、もういいですか?」 私は寝たいのです。
のび 「あぁどうぞどうぞ。ゆっくり寝て」
なんとなく、のび太の顔が機嫌よさそうだったので、
60半ばでも、「ボインでイイね」ってのは、褒め言葉になるのかなぁ?
と、疑問に思いながら、机に突っ伏して寝ました。
のび太は、旦那がもはや、のび太の事をほめたりしないから、
私に褒めてもらおうとするフシがあります。
でも私、のび太が髪切ろうが、化粧かえようが、ネイルしようが、
全く気付かないので、私に髪切っただのアイシャドウ買っただの報告してきたりします。
えー、アイシャドウの色変えたって言われても、
私、分かんないよ・・・・・・
髪型だって、そう言われりゃ、切った気もするけど、
前と変わってねぇじゃん・・・・・・
ネイルなんて、それ、どうやって米とぐのさ・・・・・・
っていうのを全て飲み込んで、
「のび太さん、すっごくイイ!!」って絶賛するんですよ。私。
「アイシャドウ、やっぱブラウン系の方がイイよ。」とか言うんですよ。私。
のび太なんかの変化に、
全くこれっぽっちも微塵も気付いていないのに、
どの口が言うのか・・・と思いますけど、
本当に、似合ってるのは似合ってるから、別に嘘を付いている訳でもないのです。
私、自分の事は棚に上げて、
似合ってない時は、本当に何も言わないんですよ。
似合ってないのに似合ってるって言ったら、その人真に受けて、
また同じ失敗したりするじゃん。
だもんで、ちゃんと「前の方が良かった」とかは言うんですよ。私。
適当に似合ってるって返事しときゃーいい話なので、
わざわざこう言うのって面倒くさいんですけど、
私も似合ってない時は、似合ってないって言われた方が助かるので、
まぁできるだけ、思ってる感想を言うようにしています。
ただ、「似合ってる」とだけ言って欲しい人も中にはいますから、
基本的には、そういう話には加わらない様にしています。
そもそも、職場の誰かが髪切った話って、死ぬほどどうでも良い話です。
「うめちゃんは、こういう話興味ないと思うけど・・・」
と言われながら話されたりするんですけど、
私、何でもかんでも興味ない訳でもなくて、
孫と子供と犬猫の話と、髪切った話と、化粧かえた話と、お稽古の話は興味ないんですよ。
「孫の成人式どうだった?」とかは地雷の質問ですよ。
この手の質問は、話が長くなりますからね。
質問相手がスマホ取り出したらもう地獄です。
うーわー今から私、孫の晴れ姿見せられるー
と、頭の中で、ビビってるんです。
写真、見たくないんですよ。
成人式の面白話はいいですよ。
娘婿の実家と揉めた話はいいですよ。面白いから。
ただ、孫の晴れ姿を見たいとは思ってないんですよ。
私、草花と夜景の写真見せられるのも、困るんですよ。
話ながらスマホ出されると、写真見せられるんじゃないかと、
ちょっと身構えてしまいます。
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ハハー _○/|_ 土下座