お盆休みに彼氏がうちに泊まりに来てて、だいたいいつも晩ご飯は外食するんだけど、今回のお盆は暴風雨で外出できなかったから、どうしようってなって、ピザでもとろうかなって話してたんだけど、なんとなく、宅配のピザって高いから、じゃあ作ろうってなったのよ。
以前にもピザを生地から作ったことがあって、それがすごく美味しかったのを僕も彼氏も覚えてたから、材料を買い出しに行って作ったよ。生地は彼氏担当、ソースや具は僕が担当。
で、そのときは作って美味しかったんだけど、材料が余るんよね、材料っていうか、粉が。小麦粉はまだしも、強力粉って普段使わないから、このまま置いておいても仕方ないから、彼氏が帰ったあとに自分でピザの生地を作ったのよ。
それがなんか、無性に楽しくて。生地作りがすごい楽しいと感じて。調べたら生地は冷凍できるって書いてあったから、とりあえず作って冷凍、作って冷凍を繰り返したよ。とにかく生地作りが目的だから、その後出来上がるピザは蛇足扱い。美味しいんだけど、目的はピザじゃないから、ピザの生地作りが目的だから。
いちおうまだ糖質制限をゆるくやってる身としては、ピザとかもってのほかなんだけども、とにかく生地作りが楽しいから作ってる。1回作るとピザ3枚分になるから、1枚分でピザ焼いて食べて、残りの2枚分は冷凍。翌日同じことを繰り返して、今は冷凍庫にピザ4枚分の生地があるよ。それでもまだ強力粉が余ってるから、強力粉がなくなるまでま作り続けると思う。
それで、なんでこんなに生地作りが楽しいと感じるのかを自己分析してみたんだけど、まず出来上がりのピザが美味しいやんか。だからモチベーションが高めなのが理由。あと、「膨らむから」ってのが二つ目の理由。なんだろうな、うまく説明できないんだけど、膨らむって楽しいのよ。料理って、火を通したりすると、だいたいのものは縮んだり萎んだり小さくなるやんか、調理して膨らむものってあんまりないのよ。でもピザとかパンとかの生地は、粉とか色々混ぜてこねてしばらく置いておくと膨らむのよ。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、イースト菌の発酵で膨らんで、ホニャホニャ、フニャフニャした感じになる。それがなぜ楽しいのかは分からないんだけど、多分、生き物っぽいというか、育ってる感というか、「僕が生き物を作り出した」感がポイントじゃないかな。さっきまではただの粉だったものに、僕が命を吹き込んだ感があるのかも知れない。言わば、神やんか、生き物を作り出すって、神の所業やんか。それがたぶん楽しいんだと思われる。
前に餃子の皮を作ったことあるんだけど、すごい美味しかったのよ、でも、ハマらなかったのね、それってもしかして、膨らまないからなんじゃないか？って今思ってる。同じように強力粉とか小麦粉とか使ってるのに、膨らむ膨らまないでこんなに違うんだって今思ってる。
なんか調べてみると、イースト菌を使うパターンと、酵母を使うパターンがあるんよな。有名なパン屋さんは独自の酵母なんかを使ってるから、本格的にやるんなら酵母を使うべきなんだろうけど、手軽なイースト菌と違って、酵母は繊細だから使用や保管が大変だとか。
いやまぁ、ピザ生地って簡単なのよ、ほぼ混ぜるだけだから。でもパンってなるともう少し難しくなるでしょう？だけどパン作ってみたい。自分オリジナルの酵母とか育てて、美味しい惣菜パンを作ってみたい。今すぐ作りたい。ただ、糖質制限との兼ね合いもあるから、今すぐにパン作りを趣味にするのは難しいかな、60歳ぐらいになってもう見た目とかあんまり気にしなくなってから始めてもいいかも知れない。
もしくは、週末だけ作ってもいいかも知れない。どっちにしろ週に1回はチートデイとして糖質をたんまりと食べるんだから、それをパン作りに当ててもいいかも知れない。あぁ、米粉とか混ぜてモチモチのパン、作りたい。。。
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